とかく人を巧みに操りオモチャにして楽しむのが趣味。彼女に関わると人生の真の結末まで上手く導いてはくれるものの、そこに辿り着くまで(他に楽な道があるハズなのに)強烈な苦難に立ち向かわされてしまう。阿主沙や内海は彼女のそんな性格を総じてクソババアと毒づくが、自らに対するそんな評も苦にするどころか楽しんで聞いている、次元の違うお方。天地ワールドの中では(鷲羽とならび)間違いなく最強レベルの人物。言動並びに神木家に養女に入った経緯から朱螺凪耶との関連が疑われるが、今のところ明確な関係は不明。
神木ノイケ樹雷〔かみきのいけじゅらい〕(進藤尚美)
#基本キャラクター(柾木家)神木ノイケ樹雷を参照。
天木家
天木魅月樹雷〔あまきみつきじゅらい〕
先代樹雷皇の孫で、阿主沙の初恋の相手(?)。皇宮そのものである天樹とリンクする能力を持ち、その気になれば皇宮内で起きるすべてを知ることが出来る能力を持っていたため、敵対する海賊ギルドのスパイ(魅月の父)によりその能力を悪用されていた。そのため、事態が発覚した後は天木家の当主でありながら幽閉同然の境遇に置かれていた。体が弱く、第一世代の樹五本すべての力でかろうじて命を繋いでいたが、寿命を自覚し亡くなる間際にその内の一つに阿主沙を導き、その洞で永い眠りに就いた。
天木舟参樹雷〔あまきしゅうざんじゅらい〕
天木家の当主(魅月の存命時は代行)。樹選びの儀式の門を守る役を担っているにも関わらず自らは樹から選ばれなかったため、第三世代と契約した。野心家で、息子(第二世代と契約)を樹雷皇に就けようと様々に画策し、阿主沙や遥照を牽制した。しかし結局は阿主沙が皇?遥照が皇太子となり、自身も船穂と直接対決の末こてんぱんにされたため、敗北を認めて隠居した。
竜木家
竜木言申樹雷〔たつきことのじゅらい〕
竜木家の当主。樹雷皇の地位に恐怖を感じるくらい、気が弱いらしい。
竜木西阿〔たつきにしあ〕
鷲羽が樹雷皇立アカデミーに入学する際、護衛となった人物。末端とはいえ皇族が護衛に就いたのは、それだけ鷲羽の才能が樹雷にとって(そして敵対する海賊組織にとって)重大だったためである。
眷族
雨木家
雨木華船〔あまきかせん〕
遥照より少し早く銀河アカデミーに留学した男。皇眷族であることを鼻にかけているらしく、個人の実力が重視されるアカデミーに侍従長以下お付きを大量に連れてきて物笑いの種になっていた。アイリが自分を馬鹿にしたこと、また、遙照の案内人になったため、皇太子である遙照を呼びつけ、横柄な態度で案内人を変えるように言いがかりをつけたが失敗し、3ヶ月程でアカデミーから逃げ出した。天木家の三女との婚姻が内定していたが、アイライによる陰謀を見破った瀬戸の発表により婚約は破棄された。
立木家
立木林檎〔たつきりんご〕
瀬戸配下の経理部(通称、鬼姫のハイエナ部隊)主任。海賊摘発のために計上していた莫大な費用が西南の活躍により丸ごと浮いたため、(瀬戸に煽られて)恩義に報いようと身も心も捧げる覚悟を決め、そこを瀬戸やアイリに付け込まれて日々こき使われている。
皇家の樹
津名魅〔つなみ〕(横山智佐)
皇家の樹の始祖である女神。創生の三女神(三命の頂神)の次女にあたる。砂沙美と同化しているため、砂沙美の将来の姿で現れる。
霧封〔きりと〕
阿主沙の樹(第一世代)。阿主沙が樹選びの儀を受けた際に、立ち会っていた魅月が亡くなり、その遺体を樹の中に収めている。名前の由来は、阿主沙が魅月から聞いた神話(伝説)。
船穂〔ふなほ〕
遥照の樹(第一世代)。現在は柾木神社の御神木となっている。本来、皇家の樹は大地に根付くとその能力を失うが、マスターキーに封じた魎呼(鷲羽)の宝玉の力によりチャージを受けている状態となっており、皇家の樹としての能力を維持している。遥照が母親の名前を樹の名前としたため、樹の名前とマスターキーの名前が違うという珍しい例となった(通常は樹とキーの名前は同じ)。
水鏡〔みかがみ〕
瀬戸の樹(第二世代)。名前にちなんで船外に巨大な真水の水槽(プール?)を持つ。
瑞穂〔みずほ〕
船穂の樹(第二世代)。霞鱗と双子の樹で、各々単体で三枚の光鷹翼を持ち、双子であるため完全なシンクロが出来るため、両者の力を合わせると第一世代すら凌駕する。
霞鱗〔かりん〕